さて1ヶ月以上間が空いたんですけど、覚えてる方はおられますかね?Canvas2藤浪朋子アフターSSです。 http://diary3.net4u.org/3/scr3_diarys.cgi?action=article&year=2006&month=7&day=9&cat=2091kotori まぁ今回は前回ほど悶えるような内容ではないので、悶えるほどのものか?と聞かれると自信が無いのですが。
今の放送は教頭の声だったので、これが職員室に来いとかだったら鮮やかに無視するわけなんだが、理事長にお呼ばれとなれば無視するわけにもいかない。
「よし、んじゃちょっと行って来るから部長あとは頼むぞ」 「はい。任せて下さい」 と立ち上がろうとしたトコで朋子に腕を掴まれる。
「・・・なんだ藤浪?」 「理事長先生が美人だからって変なこと考えちゃダメよ」 こいつはそんなことを心配してるわけか? 毎度のことだが、簡単にヤキモチを妬くやつだ。
浩樹は朋子の瞳を覗き込んで少し考えた後にいじわるそうな顔を浮かべた。 そして朋子の耳元でそっと呟いた。 「朋子より可愛いやつなんていないよ」 「な!?あ、うぅ」 「晩飯楽しみにしてるからな」 朋子が赤面して手の力が緩んだ隙に腕から振りほどき、浩樹は美術室を出た。こんな風に簡単に真っ赤になるのも朋子の可愛いトコだと浩樹は考えながら階段を降りて行った。
「失礼します。上倉浩樹ただいま参りました」 「部活中にお呼び出しして申し訳ありません。この後少し出なければならないもので」 「私などいなくても優秀な部員達なので一日や二日見なくても問題ないので大丈夫ですよ」 事実そうなのだが、謙遜と受け取ったのか理事長は微笑を浮かべ机の上にあった手紙を浩樹の方に差し出した。
「エアメール・・・。私宛じゃないようですが?」 「とりあえず見て頂けますか?」 裏を見ると差出人のサインがしてあるが、英語じゃないらしく良く分からない名前だった。封を開けて便箋を取り出す。宛先と同じく理事長の名前が最初に書かれている。その下にはオレの名前が書いてあるようだった。
「あの大変申し上げにくいのですが・・・」 「はい?」 「これは何語ですか?」 「え?・・・あ、すみません。ついうっかりしてました」 浩樹は苦笑交じりに手紙を理事長に返した。
「え〜っとですね。これは撫子学園パリ理事長、つまり鳳仙さんのお祖母様からのお手紙なのです」 「鳳仙の祖母?それが何故私を呼び出すことに繋がるんです?」 「実は・・・」
「ただいま・・・」 「おかえりなさい♪ご飯にします?お風呂にします?それともわ・た・し?きゃっ!」 「飯にしよう」 「あ、あれ?ちょっとそんな淡白な反応しないでよ?それにいつもならその・・・」 と朋子が髪の毛を指先でいじりながらもじもじしている。しかし浩樹はそんな朋子を見ることもなくネクタイを外しながら洗面台の方へと歩いて行った。
「何よ、一体。・・・まさか本当に理事長先生と何かあったんじゃ」 朋子がありもしないことを悶々と考えているうちに浩樹はリビングに戻って来ていた。
「何してんだ?早く食わないと美味しい料理が冷めるだろ?」 「え?あ、うん・・・」 ここでようやく浩樹は朋子の服装に気付く。俗に言う裸Yシャツだ。
「何て格好してるんだ?少なくとも飯を食う時の服じゃないな」 「え!?あ、これはその。ちょっと待っててよ。まだ食べないでよね!」 リビングから慌てて朋子が部屋へと戻って行くのを眺めながら浩樹は溜め息をついた。 「全く。段々エリスみたいな行動するようになって来てるな」
「何かあったの?」 「ちょっとな」 「ちょっとって?まさか本当に理事長先生に勾かされたんじゃ・・・」 「アホ」 「アホって何よ!あたしは真剣なんだからね!」 「分かった。分かった。悪かったよ。実はな」 浩樹はカバンの中から受け取った手紙を取り出して朋子の見せた。
「何これ?」 「エリスの祖母からの手紙だ」 「エリスちゃんのお祖母ちゃん?その手紙が何で日本に来るの?」 「エリスのことについてオレに相談というかお願いがあるんだと」 「お願い?」 浩樹は先ほどの理事長との会話を思い出しながら朋子に語りだした。
オンライン初音島なら入りきったんですが、スペース足りないので明日に続きます。現在朋子アフターSSエリス補完ver.は確実に進んでいます。まぁ問題点を挙げるならば2ヶ月で前編しか完成してないってことですかねw
今日の画像は霧と沙綾のテレカです。朋子の画像にしたかったんですけど、朋子の新規画像なんて持ち合わせてないんです・・・。誰か提供してくれないかな?
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