名張市に住んでもう8年になります。 この街についてはまだまだ知らないことが多いのですが、 でも、平均的な名張人よりはいろいろよく知ってると思います。 というのは、 名張というところは 「先祖代々名張に住んでます」 というような人は極めて少なく、 大阪や奈良から引っ越してきた人が多いからです。 しかも、その引っ越してきたという人というのは、 「名張は土地が安いから一戸建てが安く買える」 という打算的な人が多いのが特徴です。
お金もないし、 さりとて給料もたくさんもらってるわけではない、 だから大阪や奈良では一戸建てを買うことはできない。 でもとりあえず、庭付きの家に住みたい。 という、車を買うならセダンよりミニバンみたいな感じですかね。 まぁ、大きい声ではいえませんが、そういような夫婦・・・ 派手な車やバイクが多く、子どもを過保護に扱う夫婦が多いのです。 だから、2世たちはこぞって親と同じことをします(車やバイクの「改造」が大好きです)。 しかしこの人たち、人一倍文句も多く、小学校の先生や小児科医は大変です。
さて、名張で有名なのはなんだろうか・・・うーん、何もないっす。 「名張は何が有名か?」 いろんな人に聞いてみると、 「毒ぶどう酒事件」 なんていう答えが返ってきます。
「ぶどう酒」ってアンタ。 日ごろ通ぶって「ワイン」なんて言ってる人が、 なぜかここでは「ぶどう酒」ですよ。 「毒ワイン事件」という人にはお目にかかったことがない。
この事件。 私の住んでいる近所で大昔におこった事件なんですが、 田舎の閉鎖性というものが、 事件を余計に大きくしてます。 「犯人はとっくにわかっている」と地元では有名なんですが、 裁判や警察に証言すると、 自身のボロもたくさん出るため(ヨバイしてたとか、浮気してたとか)、 村の人が一致団結して何も言わないという・・ まぁ、田舎なんですね。 今では考えられないくらい大人の男女の「仲がよかった」らしいのですよ。
つまり名張とは・・ややこしい街なんです。
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